海外大学院の出願書類の中には「モチベーションレター」「履歴書」「推薦状」「卒業論文計画書」などがあります。これらの書類を作成するためには自分自身の情報をまとめ、志望する大学院の条件と一致させる必要があります。つまり『自己分析』と『大学院分析』を行わなければいけません。
なぜ自分自身と大学院の情報を分析しておかなくてはいけないかというと、
・自分自身を魅力的にアピールするため
・自分のアピールポイントが、大学院の求めている学生像からズレないようにするため
という2つの理由があるからです。
自己分析と大学院分析が正しくできていないと、魅力的な出願書類を作成することはできません。
また、仮に書類を準備したとしても、志望先のプログラムの条件と一致していない可能性が大いにあります。
この記事では魅力的な出願書類を作成するために必要な『自己分析』と『大学院分析』の方法に関して説明していきます。
この記事を書いている私は、知識0の状態から情報を集め、海外大学院への出願をしてきました。
出願プロセスの書類選考で足切りを食らったことはなく、ドイツ、スイスの有名国立大学やイタリアの私立大学から大学院進学の合格をいただきました。
現在は自身の留学の準備を行うと同時に、海外大学院進学のために必要な書類や面接に関して情報を発信しています。
マインドマップ
自己分析をしたいけれども何をすればいいかが分からない方は、まずマインドマップから始めてみましょう。
なぜかというと、紙とペンさえあれば簡単にできることができ、漠然と存在する頭の中の考えを可視化するのに適しているからです。
また、複雑なルールがないのも自由な発想を行う上で魅力的なポイントです。
マインドマップを使う目的
マインドマップを使用することで、自分自身や大学院に関して、頭の中に点で存在している情報を線で結ぶことができます。これにより、書類作成時に必要な情報を整理することができると同時に、新しい思考に出会うことができます。
マインドマップで得られる効果
『海外大学院進学』という目標を中心に思考を広げていくため、以下の効果を得られます。
・自分自身の情報の可視化
・大学院プログラムに関する情報の可視化
マインドマップの書き方
①少し大きめの紙の中心に達成したい目標を記載します。
今回は『海外大学院進学』になるかと思います。
②『海外大学院進学』に関連する項目を派生させていきます。
【例】
・言語
・研究分野
・学費
・大学院の特徴
例では4つだけですが、思いつく限りたくさん書き出します。
③派生させて項目をさらに深掘りしていきます。
具体的な内容を書いていきます。
④他の派生させた項目も同様に行います。
思考を出し尽くしたら終了になります。
【ルール】
※抽象的な思考→具体的な思考と派生させていく。
※新しい考えが出なくなったら、一度違う項目について考えてみる。
マインドマップ作成後の活用方法
マインドマップが完成したら、大学院進学に関する情報がかなり整理され、新しい発想も生まれているでしょう。この柔軟で整理された頭でマンダラチャートの作成に進みましょう。
確かに、マインドマップだけで情報を整理し出願書類を作成することは可能です。しかし、マンダラチャートに落とし込むことで、より詳細に自分自身と大学院の情報を比較することができ、志望校に対してベストな出願書類を準備することができます。
マンダラチャート
マンダラチャートを使う目的
マンダラチャートを使用することで、自分自身や大学院に関して深掘りすることができ、より詳細な情報を集めることができます。
マス目を埋める過程でどんどん思考が深まるため、今まで思いつかなかった自分自身につての発想が生まれると同時に、大学院に関する詳細な情報が集まっていきます。
マンダラチャートで得られる効果
『海外大学院進学』という目標を軸に空所を埋めていくため、以下の効果を得られます。
・自分自身の情報の可視化
・大学院プログラムに関する情報の可視化
・自身と大学院を簡単に比較することが可能
マンダラチャートの書き方
①まずは3×3のマスを作り、中心に達成したい目標を記載します。
今回の場合は『海外大学院進学』になるかと思います。
②周囲8マスに『海外大学院進学』に必要な要素を埋めていきます。
私はこれらの8つを記載しました。
【例】
・今後勉強したいこと
・志望先の特徴
・志望先の魅力な点
・将来のキャリア
・以前の研究
・大学院での目標
・所有している資格やスキル
・その他自分の強み
③上記8つの要素をさらに3×3のマスで深掘りしていきます。
左上の要素から時計回りに埋めていきます。
具体的な情報を記入していきましょう。
④マンダラチャートの白いマス目がすべて埋まったら終了です
【ルール】
※すべてのマスを埋める
※どうしてもマスを埋められない場合は中心の項目を変更する
※行き詰ったら他の項目から先に埋める
※具体的な内容を記入する
フォーマット:大学院進学ためのマンダラチャート
(エクセル専用ダウンロード)
マンダラチャート作成後の活用方法
マンダラチャートをすべて埋めた後が一番重要です。
深掘りした自分自身と大学院の情報を比較しながら、出願書類に記載する内容を決定していきましょう。自分自身と大学院の情報で一致している情報を選択し、それを軸に出願書類を作成します。
これにより、自分のアピールポイントと大学院の求めている学生像がぴったりと一致した書類が書けるようになります。
出願する大学院ごとにマンダラチャートは作成しなくてはいけません。
しかし、自己分析と大学院分析には時間がかかります。
時間に余裕がない方は、志望度の高い大学院から優先的にマンダラチャートの作成をしていきましょう。
まとめ
最後まで当記事を読んでいただきありがとうございます。
下記2点が今回のまとめになります。
・まずはマインドマップで自身の思考を可視化する。
・マンダラチャートで情報を深堀し、出願書類に記載する内容を決定する。
みなさんが、自己分析と大学院分析を行い魅力的な出願書類を作成することを応援しています。
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