ドイツに来てからできた友人が、母親の要らなくなった自転車を安く売ってくれるということで見に行くことにした。
大きさやデザインは申し分なかったのだが、サドルを固定するパーツが壊れてしまっていた。
そのため、その場で即決はせず、「他に良い自転車がなかったら再検討させて欲しい」とお願いし、せっかく集まったのだからと近所にあるという大きなスーパーマーケットを案内してもらうことになった。
買い物の途中で、帰り道にビールでも飲みながら帰ろうという話になり、おすすめのドイツ産ビールを数本購入した。
『SCHANZENBRAU』という500mmの地ビールを片手に歩いていると、前方から警察に先導された自転車の集団が向かってきた。
警察に先導されているのと、きちんと列を守って走っていることからことから『悪い自転車集団ではない』ということはすぐにわかった。
ママチャリ、ロードバイク、マウンテンバイクなど様々な自転車が走っており、中には改造した自転車なんかもあった。
手を振ると楽しそうに手を振り返してくれるライダーもいる。
友人にこれは何のイベントなのかを聞いたところ、『Critical mass』という自転車のイベントであると言っていた。
毎月の最終日に行われているらしい。
彼も実際に見るのは2回目らしく、現地の人でも知る人ぞ知るイベントとのことだ。
何を目的に走っているのかなど分からないことだらけのため、私が自転車を入手した際には一緒に参加しようと約束をした。
気になる方は多くいないかもしれないが、このイベントの詳細は後日まとめたいと思う。
一部の世界のマイナーな自転車イベントに興味のある方のために。