出国前に自分で日本から送った荷物がついに届いた。
荷物の中身は冬服やスニーカー、大学の勉強やドイツ語に関するテキストであった。
ドイツ到着後にすぐに使用したいものも多く入っていいたため、一刻も早く到着することを願っていた。
到着目安は1週間と聞いていたが、実際には2週間を超えての到着であった。
お昼過ぎの14:00ごろにポストを確認すると一通の不在票が入っていた。
「12:30に届けましたが不在だったので〇〇に保管しています。」
今日は午後から外出する予定はあったものの、12:30には確実に家にいた。
シェアルームのベルも鳴っていない。
再配達をお願いしようと不在票を見たが、ドイツにはそんなサービスはないのだろうか、自分で取りに行くしかなかった。
車はもちろん自転車もまだない私は、車で7分のところにある取り置き場所からどのようにして運ぶか考えた。
荷物の重さは約20kg。
そのままでは運びきれないので、キャリーケースを持っていき、段ボールからキャリーケースに中身を移して運ぶことにした。
日本で何気なく再配達をお願いをしていたが、日本国内における運送会社のサービスの良さを改めて感じた。
こうしてなんとか荷物をドイツの家に届けることができた。
受け取りに苦戦したことはここに記載した通りであるが、日本から送る時もかなり苦戦を強いられた。
私が利用したのはヤマト運輸の国際配送サービスであり、20kg以内で約2万3000円、空輸のプランを選択した。
この時に1番大変だったのが、荷物の種類と金額をひとつひとつ英語で記載しないといけないという点だった。
服に関してはその材質まで書かなくてはいけない。
そして送る荷物を1点ずつ窓口の方に確認してもらわなくてはいけなかった。
また、私はコンタクトを1年分送りたかったのだが、コンタクトは送ることができず、「預け荷物で持っていって下さい」と言われた。
これは事前に確認不足であった私が悪い。
送ることができるものの価値としては『20万円』までであり、支払いの際にカードが使えないと言われたため、現金で支払った。
これで国際配送完了かと思ったが、まだ終わりでない。
後日、送ったはずの荷物が日本の住居に帰ってきた。
どうやら『送り主』と『受取人』が同一人物では送れないらしい。
それは窓口で教えて欲しかったと思ったが、戻ってきてしまったものは仕方がない、送り主に弟の名前を借りて再度ドイツに送り出した。
窓口の方全員が国際配送経験者ではないため、配送を依頼する側がある程度の知識を持っておくべきだと感じた。
本日の渡航記は少し長くなってしまったが、今後国際配送をする方の参考になれば嬉しい。