海外大学院進学 退社に向けたスケジュール管理方法【図説&参考例あり】

退社関連
留太郎
留太郎

大学院進学への決意が固まったし、そろそろ退社のスケジュールを考えないと!

学美
学美

何を基準にスケジュールを組めばいいのかしら?

大学の情報や入学要件を集め、留学への決意が固まったら、いよいよ退社が現実的なものになってきますね。退社に向けて重要なのが『スケジュール管理』です。
スケジュール管理を行うことで、円満退社はもちろん、働きながらでも計画的な留学準備を行うことができます。
この記事では、『英語要件をクリアし、もう大学院に出願できる人』『英語要件が達成できていなく、語学留学や語学学校で英語を学ぶ人』それぞれのスケジュールの組み方を説明していきます。

筆者
筆者

この記事を書いている私は、一般企業を辞めて海外の大学院進学に挑戦しました。
その結果、ドイツの大学をはじめ複数のヨーロッパの大学から大学院進学の合格をいただきました。
現在は自身の留学の準備を行うと同時に、海外大学院進学のために必要な書類や面接に関して情報を発信しています。

英語力OK、すぐに出願できる人のスケジュール【退社→大学院】

仕事をしながらIELTSやTOEFLのスコアを確保し、大学院進学のための英語要件はすでに達成している人はこちらのスケジュールになるかと思います。

準備すべき項目とそれにかかる時間

・卒業/成績証明書発行:2週間
・推薦状:1~2か月
・履歴書:1か月
・モチベーションレター:1~2か月
・出願期間:3か月(大学による)
・書類選考から面接試験まで:1~2か月
・面接試験から合格発表まで:1か月
・合格発表から出国まで:半年(6か月)

※書類作成時間は目安です。
※各大学により入試形式、期間は変わります。

退社に向けて

円満退社のためには下記の2点が必要になります。

・業務の引継ぎ
・会社独自の退社ルールに従う

そのため退職願提出から退職までは1~2か月と考えておいた方がいいでしょう。
退職届に関する詳細な情報は下記の記事にて紹介しています。

退社に必要な退職願の書き方を教えます【フォーマットあり】
大学院への留学の決意が固まったら、いよいよ退社が現実味を帯びてきますね。その時に作成しなくてはいけないのが『退職願』になります。退社時のトラブルを避けるために適切な文章を作成したいものです。この記事では退職願を作成したことがない人向けに、...

大学院開始日から逆算していく【具体的なスケジュールの紹介】

先ほど説明した項目と必要な時間を踏まえ、私の受験したドイツの大学院を参考に、大学院開始日(ゴール)から逆算してスケジュールを組んでみました。

ポイントとしては合格発表後に退社の手続きをしても、余裕をもって進めることができるという点です。自身の留学準備(主に金銭面)を考え、退社日を決めましょう。
しかし、働きながら出願や入学試験を行わなくてはいけません。

※第一志望の学校をもとにスケジュールを組んでいます。
実際は複数校受験することになると思いますので、各学校の出願に合わせたスケジュール管理が必要になってきます。

英語力UPが必要な人のスケジュール【退社→語学留学→大学院】

仕事をしながら英語の勉強を行い、スコアをあげるのはかなり大変なことです。
『このまま仕事を続けていたら英語を勉強する時間が確保できなく、どんどん留学時期が先になってしまう』と悩んでいる方はたくさんいます。
このような方々は語学留学や国内の語学学校に通い、短期で語学力を向上させるのも一つの手です。
こちらはそのような方向けのスケジュールになります。

準備すべき項目とそれにかかる時間

・語学留学:1~3か月(個人の語学力による)
 3か月以上の場合VISAの申請が必要になる。
・IELTSやTOEFL:結果発表まで2週間

・卒業/成績証明書発行:2週間
・推薦状:1~2か月
・履歴書:1か月
・モチベーションレター:1~2か月
・出願期間:3か月(大学による)
・書類選考から面接試験まで:1~2か
・面接試験から合格発表まで:1か月
・合格発表から出国まで:半年(6か月)

※書類作成時間は目安です。
※各大学により入試形式、期間は変わります。

退社に関して

円満退社に関しては、英語力OKな人と内容は同じです。
業務の引継ぎを済ませ、会社独自の退社ルールに従って退職すれば不要なトラブルは避けられるでしょう。
そのため、退職願提出から退職までは1~2か月と考えておきます。
退職届に関する詳細な情報は下記の記事にて紹介しています。

退社に必要な退職願の書き方を教えます【フォーマットあり】
大学院への留学の決意が固まったら、いよいよ退社が現実味を帯びてきますね。その時に作成しなくてはいけないのが『退職願』になります。退社時のトラブルを避けるために適切な文章を作成したいものです。この記事では退職願を作成したことがない人向けに、...

語学留学開始日から逆算していく【具体的なスケジュールの紹介】

上記で記載した項目と時間を考慮し、私の受験したドイツの大学院を参考に、スケジュールを組んでみました。

ポイントとしては、大学院の出願が始まる前に英語の要件を達成しなくてはいけないため、語学留学のために出国する日を中心にスケジュールが組まれています。
また、退社準備と英語学習、出願準備を並行して行わないといけないため、時間に余裕をもって準備するようにしましょう。

出願〆までにIELTSの結果が分かり、スコアが確保できないとその大学に出願できなくなってしまいます。(ただし、英語要件が満たなくても、入学日までにスコアを証明すればよい大学もあります。)

英語のスコアをクリアしてしまえば、すでに退社はしているので、入試と留学準備は余裕をもって行うことができます。

まとめ

今回は退社に向けたスケジュールの組み方を説明しました。
この記事で紹介されている月単位のスケジュールを参考に、自身の志望する大学に合わせた『日単位』のスケジュールを作成する必要があります。
特に下記2点には注意してください。

・出願書類や締め切り日など『出願要件』には十分注意する。
・英語要件のために退社をするのは一つの手だが、確実に狙ったスコアが取れるとは限らないため、リスクはある。

複数校に出願すると、出願した大学の数だけ、スケジュールも複雑になるかと思います。
第一志望の大学を中心に『大学院開始日』または『語学留学開始日』を基準にしてスケジュールを組んでみてください。

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