【海外留学】国際送金の方法と各種サービスの比較

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留太郎
留太郎

大学にお金を振り込まないといけないのだけど、どうやってやればいいんだろう?

学美
学美

銀行の窓口を利用するのが一般的だけど、その他の方法はないのかしら?

海外大学院進学が決まったら、渡航する前に『授業料』または『学期費』『学生サービス料』などを進学先の大学に振り込み、支払証明書を発行しなくてはいけません。

そして、支払い証明書は大学に郵送しないといけない場合があるため、忘れずに発行したいものです。

この記事では海外の大学に送金する方法と各種送金サービスについて説明していきます。

筆者
筆者

この記事を書いている私は、ドイツの大学をはじめ複数のヨーロッパの大学から大学院進学の合格をいただきました。
現在は海外大学進学のために必要な書類や面接、海外での生活に関して情報を発信しています。
大学院進学のための「国際送金」に関して実体験に基づいて解説します。

用語の確認

大学からの送金指示に下記のような用語が使用されていることがあります。

Payee=受取先
IBAN=口座コード
BIC=銀行コード(8 or 11文字)
Transfer amount=通貨と金額

手続きの流れ(ゆうちょ銀行窓口を例にして)

①まずは国際送金できる近場のゆうちょ銀行を確認しましょう。
 ゆうちょ銀行のホームページまたは電話で確認することができますので、銀行に行く前にチェックしておきましょう。
(銀行に行ってから国際送金に対応していないことが発覚するとテンションが下がります)

②整理券を取り、順番になったら窓口で国際送金を行いたい旨を伝えます。

③国際郵便振替請求書をもらい必要箇所を記入します。
【受取人】
・おなまえ:受取先の名前(Payee)
・おところ:大学の住所
・国名:進学先の大学のある国名
・口座番号:IBANコード

【受取銀行】
・銀行コード:BICコード
※受取銀行名は記入しなくても大丈夫です。

【差出人】
・口座番号:自身のゆうちょ銀行の口座番号
・おなまえ:苗字+名前
・おところ:現住所

【通信文】
・学生番号や大学名
※必要な場合のみの記入で大丈夫です。

【通貨】
・(例)ユーロならRUR
・送金金額:(例)123ユーロなら123.00

【送金目的】
・(例)大学院へ進学するため

④記入が終わったら窓口に提出し、お金を支払います。
【支払うお金は3種類】
・大学から指定された金額
・ゆうちょ銀行の窓口手数料:7,500円
・国際送金時の手数料(送金手数料と受取銀行手数料)

海外大学院進学 国際送金時の『OUR』『BEN』『SHA』の意味
留太郎海外の大学院に学費を振り込みたいのだけどOURって知ってる?学美たしか手数料に関してだったと思うんだけど…詳しくは分からないわ…海外の大学に送金する際に「please instruct you ban...

⑤窓口で国際送金証明書を発行してもらう。
この書類は大学に郵送しなくてはいけない可能性があります。
必ずもらうようにしましょう。

以上で送金手続きは完了です。

各種サービスの比較

国際送金の方法は下記の3種類があります。

手続き方法や金額が違いますので、自分にとってベストなものを選択してください。

銀行窓口

【信頼性と確実性◎しかし費用は高くつく】

(例:ゆうちょ銀行窓口)

銀行窓口の良さは何といっても信頼性と確実性です。
ゆうちょ銀行のような大手銀行であれば安心してお金を送金することができます。
また、手続き時に分からないことがあればすぐに窓口のスタッフに相談することができるため、スムーズに送金手続きを進めることができます。
もし手続きに不備があったとしても、その場で訂正してくれたり、後日電話で確認してもらえたりするため、心配性の方にとっては一番おすすめの方法です。
しかし、送金までの時間がかかることや、7500円の手数料がかかってしまう点が他の方法と比べてデメリットとして挙げられます。

銀行アプリ(オンライン)

【いつでも送金可能かつ窓口手数料が安い】

(例:ゆうちょダイレクト)

大手銀行には、アプリを使用してオンライン上で国際送金できるサービスを持った会社が多くあります。(ゆうちょダイレクト、りそなグループアプリなど)
パソコンやスマートフォンを使用し、オンライン上で送金でき、操作もそこまで難しくありません。
24時間手続きが可能で、窓口よりも手数料が安いのがうれしいですね。
ただし、アプリの登録等が必要なため、これがめんどくさいと感じる人もいるかと思います。

※送金証明書ができるかどうかは事前に確認が必要です。
 ゆうちょダイレクトであれば送金結果を印刷することができます。

海外送金サービス会社の利用

【手数料を一番抑えられる】

(例:WISE, PayPal)

海外送金サービス会社は銀行というわけではありませんが、上記の2つの方法に比べて圧倒的に安い手数料でお金を送ることができます。
PayPalであれば送金手数料の499円+3~4パーセントの通貨換算手数料で送金することができます。
また、24時間対応かつ即時送金のため、スムーズに手続きを進められます。
大学がPayPalでの送金を指定していることもあります。

※送金証明書ができるかどうかは事前に確認が必要です。

筆者が一番おすすめしているのはWISEになります。

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まとめ

最後まで当記事を読んでいただきありがとうございます。
下記3点が今回のまとめになります。

・時間とお金に余裕があるなら銀行窓口、節約重視なら海外送金サービス会社の利用。

・国際送金証明書は忘れずに発行すること。

・1番おすすめの国際送金方法はWISE

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