海外の大学院に進学するために英語の資格が必要なんだけど、IELTSとTOEFLどっちがいいんだろう?
それぞれの違いを理解して、自分に適した試験を受ける必要があるわね。
留学のためには国際的に認められている英語の資格が必要です。
しかし、『IELTS』と『TOEFL』のどちらを選択し勉強を進めていくべきか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
自分の受けるべき試験に迷いや不安が少しでもあると、肝心の英語学習に身が入りません。
また、『TOEFL』を勉強していたが思うように結果が出ず、『IELTS』に変更したところスコアが大きく伸びたという例も珍しくはありません。(※逆もまた然り)
つまり、自分に合った試験を選択することがとても重要になります。
この記事では『IELTS』と『TOEFL』の試験についてそれぞれ説明していきます。皆さんが試験を選ぶ際のお役に立てますと幸いです。
この記事を書いている私は、会社を辞めて自身の留学に挑戦し、ドイツの大学をはじめ複数のヨーロッパの大学から大学院進学の合格をいただきました。
現在は自身の留学の準備を行うと同時に、海外大学院進学のために必要な書類や面接に関して情報を発信しています。
海外の大学進学を検討している人のために、私がこれまでに築いたノウハウが役に立てばと思っています。
IELTS
IELTS (アイエルツ)とは、International English Language Testing Systemを略したもので、イギリスで誕生した英語試験になります。
試験は『academic』と『general』の2種類あり、それぞれペーパー形式とコンピューター形式で実施されます。大学院に進学するために必要なのは『academic』のスコアのため、こちらを受験するようにしましょう。
また、ペーパー形式とコンピューター形式のどちらを選択しても、Speaking試験は面接官との1:1の対面形式で行われます。ここは好みが分かれる点になります。
イギリスで誕生した試験のため、イギリス英語が中心に話されるのですが、その他さまざまな国で話されている英語(アクセント)でも問題が出題されます。
TOEFL
TOEFL(トーフル)とは、Test Of English as a Foreign Language を略したもので、アメリカで誕生した英語試験になります。
大学や大学院進学のために作られた試験であり、アカデミック色が濃い試験となっています。
試験形式はコンピューター形式一択で、4技能すべてをパソコンに向かって行います。
アメリカで誕生した試験ということもあり、アメリカ英語しか使用されません。
それぞれの比較(マップ)
IELTS とTOEFLを各項目ごとに比較してみました。
ダウンロード
上記画像が見えにくい方はダウンロードしてご確認ください。
まとめ
ここまでにIELTS とTOEFLの比較を見てきました。
「で、結局どっちがいいの?」と思った方もいるかもしれません。
一般的に、
『IELTS はトピックに馴染みがあるため、解きやすい。』
『IELTS は各技能の対策がしやすい』
『IELTS のスコアは切り上げなのでスコアを出しやすい』
などとIELTS の方が簡単で目標を達成しやすいと言われています。
しかし、大切なのはこれらの意見は参考程度にし、下記の条件で選ぶことです。
・試験の形式(ペーパー形式かコンピューター形式)の自分がやりやすい方を選ぶ
・実際に一度過去問を解いてみて、問題や出題形式が自分に合った方を選ぶ
(それぞれの公式サイトで過去問をダウンロードすることが可能)
どちらの試験を受けるかを決めたらあとは努力を積み重ねるのみです。
1か月勉強したからと言って飛躍的にスコアが上がる試験ではありませんので、長期的に英語と向き合う覚悟も必要になります。
試験の勉強をしているとスコア達成がゴールになってしまう時もありますが、『海外留学』という大きな目標があることを忘れず、モチベーションを落とさないように頑張ってください。
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