社会人から海外留学に挑戦するメリット・デメリット

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留太郎
留太郎

留学を通して自分のキャリアをやり直したい!

学美
学美

憧れの海外で学生生活を送りたい!

このように一人ひとり異なる海外留学への動機があるかと思います。
留学への挑戦は完全に自分次第ですが、誰も自分の選択に責任を取ってはくれないからこそ、留学挑戦のメリットとデメリットを理解したうえで決断をしなくてはいけません。

この記事は実体験に加え、私がお世話になった留学エージェントや実際に海外留学を行っている友人の話を参考にしたものです。
留学に関するメリット・デメリットは人それぞれだと思いますので、この記事の内容を鵜吞みにせず、自分の考えを深めるための参考としてお使いください。

筆者
筆者

この記事を書いている私は、一般企業を辞めて海外の大学院進学に挑戦しました。
その結果、ドイツの大学をはじめ複数のヨーロッパの大学から大学院進学の合格をいただきました。
現在は自身の留学の準備を行うと同時に、海外大学院進学のために必要な書類や面接に関して情報を発信しています。

留学のメリット

キャリアアップとキャリアチェンジ

【キャリアアップ】
会社のグローバル化に伴い、語学力やグローバル環境でのコミュニケーション能力が以前よりも求められる時代になりました。このような能力は仕事の幅を広げるために役に立ち、語学力に関しては昇進のための必須項目になっている会社もあります。
また、留学で身に着けた専門知識も同様に仕事の幅を広げます。

【キャリアチェンジ】
社会人から海外の大学院で学びなおすことで、新しい知識を身に着け、自分のやりたい職業に再挑戦する機会を得ることができます。一度は会社に就職したものの、「想像していた業務と違う」「新しく挑戦したい仕事が見つかった」と考える方は大勢います。そのような際に海外の大学院留学はあなたの人生を軌道修正するための選択肢となります。

語学力向上

海外で生活するということは、英語圏では『英語』、その他の国では『その国の母国語or英語』の使用を強制されるということになります。これは語学学習にとっては理想的な環境であり、学習したい言語に囲まれて生活するのが語学力向上の近道といえます。
外国語を『学ぶ』→『使用する』ことに力を入れることでより、言語をより深く習得することができます。

専門性を高める

海外の大学や大学院で学ぶことは自身の専門性を大きく向上させることにつながります。学習だけであれば国内でも行うことができますが、国外で様々な国の異なるバックグラウンドを持った学生と交流することにより、自身の専門科目をグローバルな視点から考えることができるようになります。

交友関係

日本にいると日本人以外の友人を作る機会が多いとは言えません。
海外の大学でともに勉強をすることにより、他国出身の生徒との交友関係を築くことができます。
国が異なれば文化や考え方が大きく異なります。そのような人々との関りは自身にとって大きな刺激となります。
※国内国外関係ないのですが、受け身の姿勢で友人を作るのは難しいです。積極的な行動が必要になります。

国際感覚

海外で生活することにより、世界で起きていることをより身近に考え、行動する機会が増えます。
これによって国際社会の人やもの、情報、お金の流れ、思想を肌身で感じることになります。
また、外から日本を考える機会も増えるため、『国際社会における日本』を視る力を養うことができます。

精神的成長

知り合いや友人がいない中、言葉も容易に通じず、知らない土地で一人で生活することは精神的に大きなストレスがかかります。心も体と同様に負荷をかけることによって成長します。
困難や苦労は100%ありますが、それを経験し乗り越えることによって自信がつき、精神的な成長につながります。
しかし、負荷をかけるといってもあまりにも過度な負荷をかけすぎると、鬱などの精神的な症状が出てしまうため注意が必要です。

留学のデメリット

費用

留学するためには多くのお金がかかります。
ドイツ大学院に2年間留学した際の項目とざっくりとした金額を以下に記載します。

・学費:無料
・施設費と教材費:20万
・生活費(家賃/公共料金/通信代/食費/交通費):250万
・保険:30万
・その他(航空券/VISA/雑費など)30万

合計:約330万

※留学先の国、学校によって費用は大きく異なります。
※ドイツ/スイス/ベルギー/エストニア/リトアニアなどのヨーロッパ国では授業料の安い学校が多々あります。
※国内、国外の奨学金制度を活用することもできます。

時間

海外大学の期間
大学(学士):4年
大学院(修士):2年(1年で卒業できるコースもある)

海外で正規留学をするとなると、年単位の時間がかかります。
自分の現在の年齢と卒業時の年齢を考えなくてはいけません。

不便な生活

言葉、文化、食事などが異なるため、日本と同じ生活はできなくなります。
電車が時間通りに来ない、トイレにウォシュレットがついていない、コンビニが家の近くにないなど、今まで通りにいかないことが、大きなストレスにつながるかもしれません。
また、日本食を愛している方にとっては日々の食事が口に合わない可能性があります。安くて安心かつ様々な種類の日本食を食べることができなくなります。

孤独

留学のメリット『精神的成長』で触れましたが、海外での一人暮らしではほとんどの人が孤独を感じてしまいます。
・知人がいない
・言葉が通じない
・土地勘がない

この3つの『ない』が孤独を生み出す主な原因です。

しかし、留学経験者の多くが自身の留学を振り返ると、『孤独を感じたのは最初の数か月でした。』と語っています。
留学に行く前から、『最初の数か月は孤独を感じる!精神的にきつい!』と心構えをしておくことで多少はダメージが緩和できるかもしれません。

まとめ

様々な人の話をもとに、海外留学のメリットとデメリットを紹介してきました。
これらは個人によってとらえ方が変わります。誰も自分の決断に責任を取ってくれないからこそ、しっかりと留学メリット、デメリットについては考えなくてはいけません。

しかし、上記で説明したデメリットを『留学に挑戦しない後悔』が上回るのであれば、私は思い切って挑戦するべきだと思います。また、現時点でどうしても決めきれない場合は、海外大学院の入学要件などの情報収集をもう少し深く行ってみてはいかがでしょうか。留学に関する知識が深まれば、自身の頭もよりクリアになるはずです。

留学を決意したらあとは計画を立てて行動あるのみです。
具体的な行動に関しては『留学パーク』で発信していますので、ぜひチェックしてみてください!
留学に挑戦し、人生を変えようと頑張るすべての人を応援しています!