海外の大学院に進学したいと考えてるんだけど、大学の調べ方が分からないや…
志望大学が数校見つかったけど、もっと良い進学先があるんじゃないかしら?
このように大学院選びで悩んでいる方は多くいるのではないでしょうか。
確かに数千校以上の大学から自分にベストの大学を探すのは非常に難しく、骨の折れる作業が必要となります。
しかし志望先の大学が見つからないと、何をすべきかわからないといった漠然とした不安を感じると同時に、大学院進学のモチベーションの低下にもつながってしまいます。
自分が納得できる、自分にとってベストな大学を見つけることが、海外大学院進学への入り口となります。
この記事では、海外大学院進学を考えている人とより良い進学先を探したい人向けに、学校の探し方を説明していこうと思います。
この記事を書いている私は、会社を辞めて自身の留学に挑戦し、ドイツの大学をはじめ複数のヨーロッパの大学から大学院進学の合格をいただきました。
現在は海外大学院進学のために必要な書類や面接に関して情報を発信しています。
海外の大学進学を検討している人が、自分にとってベストな大学院を見つけるために、私がこれまでに築いたノウハウが役に立てばと思っています。
Masters portal を使って進学先を絞り込む
海外の大学院を探している方はmasters portalを有効活用してください。
master portalが何かというと、7万以上の海外の大学院プログラムを検索、比較することができる大学院探しにはベストな大学院情報サイトです。
プロの留学エージェントもこのサイトを活用していることが多く、masters portalを使うことで自身に合った大学院を絞り込むことができます。
masters portalをおすすめする理由
世界中の数万を超える大学院プログラムを検索し比較できるというのが1番の理由です。
地域や学部、言語などの条件を細かく絞れるのも魅力的です。
ウィッシュリストを作成すれば、気になった大学院を保存しておくことも可能です。
留学エージェントなども活用するサイトのため、上手に活用することでmasters portalは自身の留学準備における大きな武器になります。
masters portalの使い方
①Googleで『masters portal』と検索します。
②『What do you want to study?』と『Where?』という質問があるためそれぞれに英語で答えます。【例】ドイツで経済学を学びたい方はEconomicsとGermanyと答えます。
③画面が切り替わり、検索結果が出ると同時に、左側にある絞り込み機能により詳細に検索できるようになります
④下記の項目からより詳細に検索していきます。
全ての項目を記入する必要はありません。
Discipline「学問分野」
Location「国または大陸」
Tuition Fee「学費」
Duration「期間」
Format「学習形式」
Attendance「出席orオンライン」
Degree Type「学位の種類」
Special Programmes「特別なプログラム」
もっと効率的に使用するアドバイス
Masters portalはMy profileを作成することにより、おすすめの大学院を提案してもらえるようになります。作成することをおすすめします。
気になる大学院プログラムはどんどんウィッシュリストに加えていきましょう。
再度検索する手間が省けます。
masters portalを使う際の注意点
英語のスコア要件に関しては注意が必要です。
Masters portal上で、仮にIELTSのスコア要件が6.0と記載されていても、自身の志望する学部では6.5が求められることがあります。
実際に私がスウェーデンのリンネ大学やオランダのヴァーヘニンゲン大学の学部を調べていた時に、masters portal上ではIELTSの要件が6.0と記載されていたのですが、各大学のホームページを確認したら、6.5が必要でした。
英語のスコア要件は出願者にとってとても大切な情報なので、masters portalの情報を鵜呑みにするのではなく、必ず各大学のHPを確認する必要があります。
※出願期間においても同様に注意が必要です。繰り返しになりますが、masters portalにはすべての大学の情報が等しく記載されているわけではありません。 このサイトはあくまでも膨大な数ある大学院を絞り込むために使用し、詳細な情報は各大学のホームページを確認しましょう。
より良い志望先を見つけるために各大学を細かく調べる
志望先をある程度絞った後、まだ他にも自分にとって条件のよい大学があるのではないかと感じることがあるのではないでしょうか。その場合は各国の大学をひたすらチェックする「ローラー作戦」を行うことになるのですが、IELTSのスコア要件や学費、寮の有無などの様々な条件を確認しながら何百校も確認するのはかなりの労力がかかります。
しかし、効率的に各大学を順に確認していくテクニックがありますので紹介したいと思います。
ローラー作戦とは
各大学院を隅から隅まで漏れなく調べる作戦になります。
この作戦により、自分にベストな大学院を見つけることができ、リサーチ不足ではないかといった悩みから解放されます。
かなりの数の大学のホームページを確認することになりますので、ある程度の時間はかかることは覚悟しておいてください。
各大学を効率的に調べる方法
では具体的な方法について解説していきます。
大学院は各国ごとに調べていきます。
手元に紙とペンを用意またはパソコンのメモ機能などを準備したら下記の手順へと進んでください。
①Googleなどの検索エンジンで『(国名) 大学 ランキング』と検索します。
これによりその国にどのような大学があるのかが分かるようになります。大学のランキングを知りたいというわけではなく、大学名を一覧で表示させることが目的です。
②上位10校だけではなく、その国にある多くの大学のランキングを掲載しているサイトにアクセスします。
この時に英語で大学名が記載されているとgoodです。もし、大学名が英語表記で記載されていない場合はWikipediaなどを活用して英語表記を調べましょう。
③Googleなどの検索エンジンで『大学名(英語表記)』と検索して、調べたい大学のサイトへアクセスします。
※ランキング1位の大学から順に調べていきます。
英語圏でない大学の場合は、その国の言語が大学ホームページで使用されていることがあります。その際は画面右上や画面下部に『English』と書かれていると思いますので、そこをクリックして英語版のサイトに切り替えましょう。
この時にGoogleの自動翻訳をONにしておくと便利です。
④自身の志望する学部を調べていきます。
『Education』や『Program』と書かれたタブをクリックします。
そこから『修士課程プログラム』や『国際学位プログラム』を選択して志望する学部を検索していきます。
もし、これらの検索項目がない場合時は、『すべての学位プログラム』から進めていくのも手です。
⑤志望する学部のページにたどり着いたら、プログラムの詳細を調べていきます。
まずは英語要件から調べるのがおすすめです。
なぜなら、IELTS6.5で留学を考えているのに、7.0や7.5が求められている場合は自身の志望校にならないからです。要件が合わない場合は、手元のメモ用紙に大学名と英語要件を記載して、次の大学の検索に移りましょう。
この際、下記の内容をメモしていきましょう。
・英語要件
・入学要件
・出願期間
・学費
・学部名と学科名
・担当教授の名前
・その他重要事項(修士論文計画書が必要など)
※どうしても調べるのが難しい内容もあるかと思います。
志望優先度の高い大学の場合は問い合わせフォームを活用しましょう。
⑥手元のメモに必要な情報を記載したら、次の大学の検索に進みます。
手順②のランキングサイトに戻る
⑦1つの国を調べ終わったら『(国名) 大学 ランキング』の国名を変えて、ほかの国を調べる。
志望優先度の高い国から調べていきましょう。
何度も言いますが、時間はある程度かかります。
理想の留学先を見つけるためのコツコツ頑張っていきましょう。
調べた大学をまとめる
上記の手順を繰り返すうちにメモの量が膨大になり、紙も何枚も使っていることでしょう。
志望校もかなり絞られてくると思いますので、出願予定の大学院は別途まとめていきましょう。自身の条件にあった選りすぐりの大学院が10校もあれば十分です。
英語のホームページの内容が分からない場合
Googleの自動翻訳は便利ですが、翻訳の精度には限度があります。 ホームページを読んでいて意味の分からない文章が出てきたら、表示されている文章を一度英語に戻し、Deeplという翻訳サイトを活用して翻訳してみましょう。翻訳精度が高いので問題が解決するかもしれません。
まとめ
最後まで当記事を読んでいただきありがとうございます。
下記2点が今回のまとめになります。
・masters portalを使用して大学院を絞り込む。
・効率的にローラー作戦を行うことで不安を解消し、ベストな大学院を見つける。
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履歴書
自分の経歴を簡潔にまとめた履歴書の作成方法を記載しています。
フォーマットを埋めるだけで海外大学進学の履歴書を作成することができます。
推薦状
どのように推薦状を取得するべきかを記載しています。
自分で推薦状を書かなくてはいけない方は特に必見です。
モチベーションレター
モチベーションレターが書類選考の鍵と言っても過言ではありません。
魅力的なモチベーションレターを作成する方法を丁寧に解説しています。
卒業論文計画書
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