本日はドイツのカフェに行くという予定があった。
ドイツに到着した日に私は駅でトラムの乗り場がわからず迷子になっていた。
そんな時に声をかけ、プラットフォームの場所を教えてくれた女性がいた。
その日は連絡先を交換しただけであったが、後日、再度お礼を言うために「お礼をしたいので、もしよければコーヒーでも飲みませんか」とメールを送った。
それが今日に至る。
彼女はジンバブエ出身でありとにかく明るい。
すれ違う人のジャケットが良いと感じるとすぐに声をかけるような性格である。
カフェから出てNurnberg市内を案内してもらっていると、噴水の前に座っている3人組の男たちがいた。
私1人だったら絶対に話しかけない。が、彼女は突然彼らとドイツ語で話し始めた。
彼らはみんなドイツ人。
何を話しているか全くわからなかったが、一緒にビールを飲むことになった。
近くの食料品店でドイツビールを買い、お互いの自己紹介をした。
私が日本から来たことを伝えると彼らの目の色が変わった。
彼らは日本のアニメが好きであり、その中の1人はチェンソーマンのコスプレをするほど熱狂的であった。
私もアニメや漫画が好きで今まで多くの作品を嗜んできたため、少しは話ができる。
5人でビール片手に市内観光を行い、道中お互いの国の文化に関して色々と話した。
「一緒にドイツのコミコンに行こう」と言う話もあったため、もし行く機会があれば渡航記で書きたいと思う。
時間は22:00、あっという間に時間が経っていた。
解散した後、気持ちの警戒レベルを上げて足速に帰宅した。
素敵な出会いと日本のアニメという文化に感謝したい。