ドイツでVISA(住民許可)を取得するため、『閉鎖口座』にお金を入れて証明書を発行する必要があるんんだよね。
でも、そもそも閉鎖口座の役割って何なんだろう?
なぜ普通口座にお金を貯めておくだけではいけないのか、という点を意識すると理解しやすくなるわよ。
閉鎖口座(Sperrkonto)の役割
『閉鎖口座』はその名の通り口座が閉鎖されており、自分の意志でお金を引き出したり、振込支払いに使用したりすることはできません。
最初に€934×滞在月数を閉鎖口座に入れ口座を開設します。
毎月決まった金額(€934)が閉鎖口座から普通口座に振り込まれ、いくら閉鎖口座に残高があろうとも、その普通口座に振り込まれたお金しか使用することができないのです。
このシステムによってドイツ政府は月々の資金をちゃんと持っている外国人をドイツ国内に滞在させることができます。
もし、閉鎖口座ではなく普通口座に1年分の滞在資金を確保していたら、際限なくお金を使えるため、その人が1ヶ月で全ての滞在資金を使い切ってしまう可能性がありますよね。
そうした事態を避けるために作られたのが『閉鎖口座』のシステムです。
閉鎖口座にお金を入れた時点で、VISA申請のための証明書を発行することができます。
これでVISAに関してはOKです。
ただし、ドイツの普通口座を作成しないと閉鎖口座から毎月€934を受け取ることができず、ドイツで生活することができません。
そのため『閉鎖口座』と『普通口座』この2つはどちらも作成し、それぞれを結びつける必要があります。
資料の文字が小さくて見えづらい際はダウンロードしてご確認ください。
窓口を持っている有名な銀行
この3つはドイツ国内で大手の銀行になります。
街を歩いているとよく支店を見かけます。
ちなみに私の大学のすぐ近くにはシュパルカッセ Sparkasseがあるのですが、私は利用していません。
・ドイツ銀行 Deutsche Bank
・シュパルカッセ Sparkasse
・コメルツ銀行 Commerzbank
オンラインバンク
短時間で口座を開設することができ、なお開設費や維持費が安いことで近年はオンラインバンクの人気が高まっています。
また、政府公認というのも安心できるポイントです。
・エクスパトリオ Expatrio
・フィンティバ Fintiba
・コラクル Coracle
おすすめのオンラインバンク Expatrio
私はExpatrioで閉鎖口座を開設しました。
主な理由としてはこの3つです。
①口座開設費と維持費が安い
②オンラインバンクのため開設までが早い
③ドイツ政府公認のため安心
この3つの要素が揃っていたため、私は特に迷うことなくExpatrioでの閉鎖口座を決めました。
費用
口座開設に€49
維持費に€5/月 がかかります。
2年間滞在する際には49+5×24=€169を支払う必要があります。
スピード
オンライン申請〜振り込みまでで1〜2週間で程度で完了します。
必要な情報が揃っていれば1週間ほど、国際送金に手間取ると2週間ほどかかるかと思います。
※あくまで目安です。
Expatrioの開設方法
(現在準備中)
まとめ
最後まで当記事を読んでいただきありがとうございます。
下記3点が今回のまとめになります。
・閉鎖口座からは自分でお金を引き出したり、使用したりすることができない。
・特にこだわりが無いのであれば『安い』『早い』『公認』の3拍子揃ったExpatrioがおすすめ
・閉鎖口座の他に普通口座を作るのも欠かせない。
みなさんの海外大学院への挑戦を応援しています。
留学準備や英語学習に役立つ情報をTwitterでも発信していますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてくださいね!
ページ上部のリンクまたは『チャリパカ』で検索!