本日は朝から普通銀行の開設作業と戦っていた。
先日お話しした閉鎖口座とは異なり、実際にお金を引き出すための口座を準備しなくてはいけない。
私が選んだのはN26というベルリン発祥のオンラインバンクである。
パスポートのみで口座を開設できるという点が魅力的でこの銀行を選択した。
公式サイトでは『8分で口座開設できる』と謳っている。
が、それはドイツ人や英語に堪能な人が口座を開く場合である。
私のような英語力B2、ドイツに来たばかりの日本人にとってはなかなかハードルが高い。
時間で言うと、合計1〜2時間はかかったのではないだろうか。
最難関の手続きはビデオチャットでのパスポート確認である。
担当の方の質問に答えたり、指示通りにパスポートを動かしたりしてオンラインで本人確認をするというものだ。
何が難しいかというと英語を聞き取ることであり、癖のある早口の英語を聞き取るのはかなり難しいと感じた。
スムーズに回答できない、聞き取れなかった部分を聞き返す、wifiの接続が不安定など少しでもビデオチャットがうまくいかないと問答無用で一方的に突然通話が切られる。
wifiに関しては非は自分だけじゃないでしょ、と感じながらも切られてしっまたものはしょうがない。
幸い無料で何度も挑戦できるのは良いのだが、一度ビデオチャットを切られた人に再度繋がると、顔を見られた瞬間に通話を切られてしまう。
通話を強制的に切られるたびに次電話をかけるのが嫌になる。
しかしこれを乗り越えないと銀行口座を開設できない。
『相手の電話が切れたことを確認してから自分の電話を切る。』
日本で小さいことから当たり前のように教わってきたこと、文化が素敵だなぁと感じた。
私は7〜8回くらい挑戦してやっとビデオチャットが成功した。
実は前日の夜から挑戦していたのだが、1度心が折れてその日は断念した。
気持ちを切り替えるのと、朝の方が担当の方の機嫌がいいだろうということで次の日に再挑戦することにしたのだ。
この作戦は見事に成功した。
今日の1回目は電波が悪いということで切られたが、2回目にパスポートの確認を無事に終えることができた。
今後N26を取得したいと考えている日本人の役に立ちたいので、聞かれた質問は別途まとめて記事にしたい。
長くなってしまったので午後の話は簡単に。
日本のドライヤーは電力の関係で使用できないため、『SATURN』という電化製品を専門に扱うお店に足を運んだ。
私の行ったところは4階建てであり、冷蔵庫や洗濯機をはじめゲームなども取り扱っていた。
ドイツで生活するかたはこの名前を覚えておいて損はないと思う。
店にもよると思うが結構品揃えは良く、きっとお世話にお世話になるのではないだろうか。
67.99ユーロで『BRAUN』のSatin Hair 7というドライヤーを購入した。
寝る前にしっかりと髪を乾かし、2年後、「あれ?なんか髪薄くなった?」と思われないようにしたい。